エンジンカーボンクリーニング施工に関する注意事項について

【施工時間について】
施工時間は約60分です。
施工前後にエンジン状態確認および各種テスターによる測定・設定作業を行うため、前後それぞれ約30分を要します。
全体の所要時間は約2時間をご予定ください。


【施工対象車両について】
本施工はガソリン車、ディーゼル車、LPG車、ハイブリッド車に対応しています。
ただし、エンジン本体や排気後処理装置に機械的故障や重大な損傷がある場合は改善が見込めないことがあります。


【施工の目的について】
本施工はエンジン内部の燃焼状態の適正化を目的としたメンテナンスです。
故障修理や部品交換を伴う整備ではありません。


【排ガス測定について】
施工前後に排ガス成分(HC、CO、CO₂、O₂、NO)を測定し、燃焼状態の変化を確認します。
測定結果は車両状態、暖機状況、外気温、燃料品質などの条件により変動する場合があります。
排出ガス値の保証や車検適合を保証するものではありません。


【OBD2診断について】
施工前後にOBD2テスターによるエンジンデータの確認を行います。
ただし、車両メーカーや通信規格の違いにより、一部車両(特に一部外国車)ではデータ取得ができない場合があります。
OBD2データ取得の可否は施工の可否や安全性に影響するものではありません。

【効果および個体差について】
本施工は燃焼効率の適正化を目的としています。
燃費向上や出力向上を保証するものではなく、改善幅には車両状態や使用環境により個体差があります。


【既存不具合について】
インジェクター不良、点火系統不良、ターボ不具合、DPF灰詰まり等の機械的故障は本施工の対象外です。


【ECU学習について】
施工後、車両によってはECUの再学習期間が必要となる場合があります。
一定距離走行後に数値やフィーリングが安定することがあります。


【重度堆積車両について】
極端なカーボン堆積がある車両では、複数回施工を推奨する場合があります。


【安全性について】
本施工は添加剤や薬剤を使用せず、水から生成した酸水素ガスを用いて行います。
エンジンの分解作業は行いません。


【データ解析および作業報告書について】
施工前後に取得した排ガス測定値(HC、CO、CO₂、O₂、NO)およびOBD2診断データをAI解析により評価し、燃焼状態の変化を多角的に分析します。

解析結果は後日、作業報告書としてお客様へご提示いたします。
報告書には測定数値の比較、燃焼傾向の変化、および今後のメンテナンスに関する参考情報を記載します。

なお、本解析は車両状態の傾向把握を目的とするものであり、故障診断や将来的な不具合発生を保証・予測するものではありません。

Q&A(エンジンカーボンクリーニング)

【Q. エンジンカーボンクリーニングとは何ですか?】
エンジン内部に堆積したカーボン(煤)によって乱れた燃焼状態を整えるメンテナンスです。分解を行わず、水から生成した酸水素ガスを吸入させ、燃焼環境の適正化を図ります。

【Q. どの車種に対応していますか?】
ガソリン車、ディーゼル車、LPG車、ハイブリッド車に対応しています。
ただし、エンジン本体や排気後処理装置に機械的故障がある場合は改善が見込めないことがあります。


【Q. 効果はありますか?】
施工前後で排ガス成分(HC、CO、CO₂、O₂、NO)を測定し、燃焼状態の変化を確認します。
体感や改善幅には個体差があり、燃費向上や出力向上を保証するものではありません。


【Q. CO₂が増えることはありますか?】
場合によっては変動することがあります。
未燃焼成分(HCやCO)が減少し、燃焼が適正化した結果として数値が変化するケースもあります。


【Q. 故障も直りますか?】
本施工は故障修理ではありません。
インジェクター不良、ターボ不具合、DPFの物理的破損などは対象外です。

【Q. DPFの詰まりは改善しますか?】
軽度の煤堆積であれば燃焼状態の改善により影響が緩和する場合があります。
ただし、灰詰まりやセラミック破損はクリーニング対象外です。


【Q. ECUへの影響はありますか?】
施工後、一時的にECUの再学習期間が必要な場合があります。
一定距離走行後に数値やフィーリングが安定することがあります。


【Q. OBD2診断も行いますか?】
施工前後にOBD2テスターでエンジンデータを確認します。
ただし、車両メーカーや通信規格により一部車両(特に一部外国車)では取得できない場合があります。


【Q. 施工後の報告はありますか?】
排ガス測定値およびOBD2データをAI解析し、後日作業報告書としてご提示します。
数値比較および燃焼傾向の分析結果をご確認いただけます。


【Q. どのくらいの頻度で施工すべきですか?】
使用環境や走行距離によって異なりますが、普通車で年1回、商用車で年1~2回程度、定期的なメンテナンスとしての施工を推奨しています。

【Q.施工後に体感がない場合について】

本施工は燃焼状態の適正化を目的としたメンテナンスです。
車両の状態によっては、数値上の変化があっても体感として大きな差を感じにくい場合があります。

特に以下のケースでは体感変化が小さい傾向があります。

①もともと燃焼状態が良好な車両
②ECU補正が正常範囲内で安定している車両
③短距離試乗のみで評価された場合

施工前後の排ガス測定値およびOBD2データを比較することで、燃焼状態の変化は客観的に確認できます。

本施工は劇的な性能向上を目的とするものではなく、燃焼効率の適正化および堆積抑制を目的としています。

【Q.燃費に変化を感じにくい場合について】

燃費はエンジンの燃焼状態だけで決まるものではなく、走行環境や運転方法、気温、積載状況など多くの要因に影響を受けます。

本施工では燃焼状態の適正化を目的としており、施工前後で排ガス成分(HC、CO等)の変化を確認しています。

もともと燃焼状態が良好な車両では、数値上の変化があっても燃費として大きな差が現れにくい場合があります。

燃費の変化が小さい場合でも、燃焼効率の安定化や堆積抑制といった長期的なメンテナンス効果が期待されます。


【Q.燃費評価について】

燃費は走行環境、運転方法、気温、積載状況など多くの要因に影響を受けるため、短期間・単回での測定では正確な比較が困難な場合があります。

燃費変化を評価される場合は、同一条件下での走行および複数回の平均値による比較を推奨しています。

本施工では、燃費そのものを保証するものではなく、排ガス測定値およびエンジンデータをもとに燃焼状態の変化を確認しています。

Q&A(DPFクリーニング)

Q.ディーラーで新品交換と言われたが、洗浄すれば確実に改善するのか?
DPF内部はハニカム構造(多孔質セラミック)で構成されています。
破損や内部溶損が無い場合、堆積しているのは主に以下です。

〇PM(スス)
〇アッシュ(燃焼残渣)
〇未燃焼カーボン

当社提携事業者では過去施工実績において、約95%は洗浄により再生可能でした。

洗浄不可だった約5%は、

〇内部溶損
〇セル崩れ
〇物理的破損

といった「構造的破損」が確認されたケースです。

つまり、
“詰まり”は洗浄可能。“破損”は交換が必要。

判断は必ず現物確認後となります。

Q.洗浄装着後、チェックランプが消えないと言われたが?

DPF洗浄後は排気抵抗が大きく変化します。
ECU(エンジン制御装置)は以前の詰まり状態を学習しているため、

〇30分以上のアイドリング
〇診断機による学習リセット

が必要です。

それでも改善しない場合は、

〇差圧センサー
〇温度センサー

の故障が確認されるケースがあります。

洗浄ではセンサー故障は修復できません。
実際、警告灯未消灯の主因はセンサー異常です。

Q.EGRクーラーやバルブも洗浄できるのか?

EGR系統はカーボン堆積による流量低下が主原因です。

内部が物理破損していない限り、現在まで再生率100%です。

ただし、

〇クーラー内部腐食
〇可動部摩耗

がある場合は交換対象になります。

Q.どのタイミングで洗浄すべきか?

DPFは、

〇自動再生
〇強制再生

によってススは燃焼します。

しかし、アッシュ(灰分)は燃焼では除去できません。

再生頻度が短くなった時点で、内部堆積が進行している可能性が高い状態です。

再生を繰り返すと、

〇燃焼温度上昇
〇内部損傷
〇最終的に溶損

に繋がります。

早期洗浄は、「交換回避」の観点からも有効です。


Q.ディーラーの水洗浄と何が違うのか?

DPFは一方向封止構造のため、単純な高圧水だけでは内部奥部のアッシュ除去は困難です。

当社提携事業者は、

〇循環式洗浄装置
〇専用薬剤
〇逆流洗浄

により内部堆積物を浮遊・排出させます。

また、水洗浄では廃液がそのまま排水されるケースがありますが、当社提携事業者は汚泥を固形化し産業廃棄処理を行っています。

【Q.洗浄納期はどれくらいですか?】

施工業者への往復および洗浄時間を含め、最短で約3日間~となります。

汚れの堆積状況により作業時間は変動します。
これまでの最長事例では約12時間(1昼夜)を要しましたが、再生処理は完了しています。

【Q.全てのDPFマフラーが洗浄可能ですか?】

基本的に多くのDPFは対応可能です。

ただし、

〇一体型構造
〇内部で触媒溶着が発生しているもの
〇センサー部まで閉塞しているもの

などは、切断洗浄が必要となる場合があります(事前診断で判断可能)。

一部エンジン型式(例:一体型構造タイプ)では、構造上、洗浄液が直接触媒へ十分に到達しない場合があり、軽微な残留が生じるケースもあります。必ず事前確認のうえ、施工可否をご説明いたします。


【Q.洗浄依頼に予約は必要ですか?】
事前予約制となります。

1日に対応可能なDPFは最大2本までのため、早めのご予約を推奨しております。

基本的に日曜・祝日は休業ですが、土曜日の対応は可能です。


【Q.補償期間はありますか?】

洗浄装着後6か月以内に、通常使用環境下で著しい再閉塞が発生した場合は、再洗浄を無償で対応いたします。

※過去に再施工事例はありません。

また、PL保険(対人・対物最大5,000万円)に加入しております。

ただし、

〇他部品不良による過剰煤発生
〇センサー故障
〇燃料系トラブル

など、洗浄対象外原因による不具合は保証対象外となります。


【Q.新品交換とDPF洗浄の価格差は?】

例:大型車両の場合
SCR触媒・DPF一体交換および整備費用込みで、約140万円前後となるケースがあります。

当社提携事業者のリビルド洗浄は、洗浄費用(78,000円)となります。

〇中型車クラス:約60~70万円
〇小型車クラス:約40万円

が新品交換の一般的目安です。(※価格は車種・部品構成により変動します。)

また、アドブルーは不純物混入の少ない製品の使用を推奨します。

【Q.洗浄サイクルはどれくらい?】

使用環境により異なります。

〇近距離走行中心
〇低速運行
〇アイドリング時間が長い

場合は堆積が進みやすくなります。

再生頻度増加を基準に、予防的な洗浄を行うことでDPF寿命延長が期待できます。


【Q.洗浄結果は教えてもらえるのか?】
はい。

〇洗浄前後の写真
〇排出されたアッシュ写真
〇内部状態所見

をまとめた報告書を発行いたします。

数値データ(差圧測定値等)も併せて提示可能です。


【Q.燃費改善に繋がるのか?】
DPFが閉塞すると排気抵抗が上昇し、エンジン負荷が増加します。
その結果、出力低下や燃費悪化が発生する場合があります。

洗浄により排気抵抗が低減すれば、エンジン効率の回復が期待できます。

実際に、大型車両で約1km/L前後の改善報告事例もあります。
ただし、燃費は積載状況・運転環境・車両状態に大きく左右されるため、改善幅には個体差があります。

【Q.だいたいの洗浄すべき走行距離数は?】

洗浄目安は使用環境により変動しますが、一般的な参考値は以下の通りです。

・小型車(例:キャンター、エルフ、デュトロ)
 → 約20万km以下

・中型車(例:ファイター、コンドル)
 → 約30万km以下

・大型車
 → 約40~50万km

※一部車種では構造上DPF損傷リスクが高いケースもあり、早期点検を推奨します。

走行距離だけでなく、再生頻度増加や差圧上昇が重要な判断基準となります。


【Q.自動再生や手動再生をしているのに、なぜ洗浄が必要なのか?】
DPF再生機能は、軽油燃焼時に発生する「スス(PM)」を燃焼除去する仕組みです。

しかし、燃料やエンジンオイルに含まれる金属成分・硫黄分は燃焼後に「アッシュ(灰)」として残留し、DPF内部に蓄積します。

このアッシュは燃焼では除去できません。

アッシュが蓄積すると排気抵抗が上昇し、再生頻度の増加や差圧上昇を招きます。

近年市販されているDPF添加剤は、スス燃焼を補助する効果はありますが、アッシュ除去効果は限定的です。

また、過度な高温再生を繰り返すと、触媒やDPF基材へ負担がかかる可能性があります。

そのため、物理的除去による定期的なメンテナンスが必要となります。